スティーブ・ジョブス氏にみる信念の生き方

アップル社の「iphone 5」、「ipad mini」の売れ行きが好調だ。

今や、「iphone」シリーズは世界で累計2億6000万台以上の出荷数(2012年12月現在)を誇り、世界のスマートフォン市場の約20%のシェアに。

同シリーズの生みの親はスティーブ・ジョブス氏――。
世界のIT産業を牽引し続けた「イノベーター(革新者)」は2011年10月、56年の生涯を終えた。

彼の生涯は決して順風満帆ではなかった。
大学中退、経営会社の解雇通告、製品に対するマスコミの非難中傷……。
“こんな電話が未来なのか?”――
「iphone」の制作は、試行錯誤の繰り返しだった。
しかし、ジョブス氏は、“IT技術で世の中を変える”との信念を貫き、“誰もが使いたいと思う端末”に人生を捧げた。
こうして、世界が刮目する、数々のヒット商品を世に送り出したのである。

氏は、語っている。「最悪のできごとに見舞われても、信念を失わないこと。自分の仕事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられたのです」(『スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉』(PHP文庫)。
信念を貫けるか否か――

ここに人間の真価がある。
創価学会は、牧口常三郞初代会長の遺志を受け継いた戸田城聖第2代会長が75万世帯の弘教を達成。
そして、池田大作第3代会長もまた、恩師との誓いを貫き、世界192カ国・地域に平和の連帯を広げた。創価三代会長の闘争を、今や世界の“一流の知性”が賞讃している。

「人はどうあれ、社会はどうあれ、自身の正しき信念に生きゆくことは、最高に尊い」

と名誉会長。混迷を極める時代であればあるほど、創価の青年の本領発揮である。

きょうも、わたしたち学生部は、社会のため、人のために、わが使命の舞台を堂々と歩んでいきたい。(宮)
2013年1月