名誉博士号

パライバ連邦大学「名誉博士号」授与式での池田先生の謝辞 2018年6月14日

投稿日:2018年6月14日 更新日:

パライバ連邦大学「名誉博士号」授与式での池田先生の謝辞 2018年6月14日
希望こそ平和構築の旭日
「明日こそ より美しい日に」文豪アマード
不屈の確信で一歩を踏み出せ
厳かな雰囲気の中、ジニス総長が池田先生の功績をたたえる「授与の辞」を読み上げる。式典後、総長は語った。「温かく歓迎してくださった日本の皆さまに感謝と敬意を表します。池田博士の思想と哲学を、、いな世界中に広めゆくことをお約束します」(創大本部棟で)
厳かな雰囲気の中、ジニス総長が池田先生の功績をたたえる「授与の辞」を読み上げる。式典後、総長は語った。「温かく歓迎してくださった日本の皆さまに感謝と敬意を表します。池田博士の思想と哲学を、、いな世界中に広めゆくことをお約束します」(創大本部棟で)

 一、ここ八王子は、童謡にも歌われている、美しい“夕焼けの里”です。
 わが創価大学のキャンパスから富士山を黄金に染め上げる荘厳な夕日を仰ぐ頃、はるかブラジルでは広大な大西洋から赫々たる旭日が昇ります。
 その中でも、南北アメリカ大陸の全体で一番早く太陽が昇りゆく天地こそ貴パライバ州なのであります。
 このロマンあふれるパライバ州より、素晴らしき人間教育の太陽の先生方をお迎えすることができ、これほどの喜びはありません。
 本日、ここに、私は貴パライバ連邦大学より、最高に誉れある名誉博士号を拝受いたしました。心より御礼申し上げます。
 誠に誠に、ありがとうございました!(大拍手)
 一、今日は、「旭日の天地」の「旭日の学府」の一員にさせていただいた感謝を込めて、「希望の旭日」「知恵の旭日」、そして「連帯の旭日」という、三つの「旭日」を、わが創大生、わが短大生と共々に、立ち昇らせていきたいと思います。
 まず、「希望の旭日」であります。
 思えば、この6月は、ブラジルと日本の友好において、「希望の旭日」が昇った記念の月です。
 1908年6月18日、日本から大海原を越えた781人の先駆者たちを、貴国ブラジルがサントス港にて迎え入れてくださったのであります。
 以来、満110年、今や貴国の日系人は190万人にまで広がっているとされます。
 わが恩師・戸田城聖先生も若き日、憧れの貴国への移住を真剣に考えていた一人であります。
 今日は、パライバをはじめブラジル北東部から、SGIの代表の方々も臨席してくれております。
 本日の栄誉を、愛するブラジルの宝友と分かち合えることが、私の何よりの喜びなのであります(大拍手)。
 一、私は、110年前に広島から13歳でブラジルに移住した、最初の日系移民である大先輩と対談を重ねたことがあります。
 その開拓の丈夫が私に強調されたのが、幼い自分を孫のように温かく親切に育んでくれたブラジルの方々の思いやりとともに、どんなに苦しいことがあろうと、陽気に前向きに生き抜くブラジル人の「希望」でありました。
 ジニス総長が愛読され、創価の平和・文化・教育の運動にも信頼を寄せてくださった、貴国の文豪ジョルジェ・アマード先生は、自らの人生を貫く「一本の糸」こそ「希望」であるとつづられています。その「希望」は「明日こそ、より良い、そして、より美しい日になるという確信に他ならない」と。
 まさしく貴大学は教育の光で、この「希望」を広げ、地域間の格差を打開し、「一人一人を大切にする人間社会」を築いてこられたのであります。
 「希望」とは創るものです。生み出すものです。
 ジニス総長は「薬理学」の大家であられます。
 東洋の思想には、生命が持つ究極の「希望」の力として、「変毒為薬(毒を変じて薬と為す)」という法理が説かれております。
 創大生・短大生の皆さんも、青春の悪戦苦闘の日々にあろうと、もがきながら努力の一歩、勇気の一歩、忍耐の一歩を踏み出し、一切を不撓不屈の希望へと転じていただきたいのです。
 一、第二に申し上げたいのは、「知恵の旭日」です。
 貴大学は、モットーとして「知恵を構築」と掲げておられます。
 創価教育の父・牧口常三郎先生も強調していたように、「知恵」こそ、あらゆる知識や技術・情報を、人間の幸福のために善用していく根幹であり、あらゆる困難を社会の平和と繁栄の創造へと転換していく原動力です。
 この知恵は、優れた教育者との人格的な啓発を通して培われるところが大でありましょう。
 貴大学を母校とするジニス総長ご自身も、慈愛深き恩師たちの指導・激励を宝とされております。
 そして、恩師と同じように、次の世代の一人一人の才能や力を引き出されながら、より良い未来への知恵の構築に尽くされているのであります。
 ブラジルを代表する詩心の女性で教育者として高名なセシリア・メイレレスは、「脱皮しなさい。自分の中から生まれ変わりなさい」と謳いました。
 教師も学生も、共に探究の同志として学び合い、錬磨していく中で、日々、脱皮し、新しい自分へと生まれ変わっていく――これこそ、大学という「人間革命」の滔々たる大河の流れではないでしょうか。
 一、最後に、「連帯の旭日」を!と申し上げたい。
 ジニス総長の座右の銘に、私は深い共鳴を覚えました。
 それは「一緒にやれば、もっとできる」と。
 この信念のままに、英邁な夫君とご一緒に、偉大な社会貢献の人材群を創り広げてこられた総長に、私たちは連帯の大拍手を送ろうではありませんか!〈会場から大拍手がわき起こった〉
 先日、イタリアのローマで、私が世界の青年へ贈った「共同声明」の中でも、「連帯の力で乗り越えられない壁など決してない」「青年による行動の連帯を幾重にも広げていこうではないか」と呼び掛けました。
 今日は、うれしいことに、ブラジルから創価大学に学ぶ最優秀の留学生たちも出席してくれています。
 パライバと日本は、12時間の時差があります。
 パライバ連邦大学の学友をはじめブラジルの若人たちと、「希望の旭日」「知恵の旭日」「連帯の旭日」を、日々、リレーしながら、この地球の未来を大きく明るく平和と人道の光で照らし晴らしていこうではありませんか!
 結びに、わが母校となった貴大学のますますの隆盛、さらに、本日ご列席の皆さま方のご多幸と、ご健勝、そして、人類の希望の太陽・ブラジルの未来永遠の栄光を強く強くお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
 ムイト・ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で「大変に、大変に、ありがとうございました!」)(大拍手)

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