小説「人間革命」第8巻 あらすじ
2013.08.02投稿
第8巻
収録章
「真実」「推進」「学徒」「明暗」「多事」
あらすじ
破竹の勢いで邁進(まいしん)する学会には、幾千幾万の功徳(くどく)の体験が花咲いていった。それは、暗い宿命に翻弄(ほんろう)され、泣き続けてきた無名の庶民が、経済苦・病気・家庭不和などの苦悩を克服し、偉大なる使命に目覚めゆく勝利の歴史であった。戸田は新本部の会長室で、その大切な一人一人を抱きかかえるように、渾身(こんしん)の個人指導を続ける。
昭和29年、伸一は青年部の参謀室長に就任し、“広布推進のスクリュー”としてフル回転を始める。その斬新な発想から、青年部1万人総登山や、文化祭の前身となる体育大会などが生まれていく。その頃、戸田は数名の東大生に法華経講義を始め、これが学生部の萌芽(ほうが)となる。水滸会への訓練も続き、東京・氷川で第1回野外研修が開催される。
折伏の拡大につれ、学会の存在はようやく社会の耳目を集め、他宗派やマスコミからの批判・中傷も高まっていく。