正義

正義17 小説「新・人間革命」27巻

投稿日:2014年1月22日 更新日:

学会が、「神本仏迹論」を唱えた笠原慈行の誤りを正したことに対して、宗会は、会長の戸田城聖一人を処分の対象としていた。
戸田は、そこに、会長の自分と会員とを離間させようという意図を感じた。そして、今後も広宣流布を破壊する魔は、その手法を用いてくるにちがいないと思った。
異体同心の団結こそ、広布推進の要諦である。なればこそ、会長と会員を、また、会員と会員を分断させようと、魔軍は、そこに狙いを定め、躍起となるにちがいない。
ともあれ、戸田は、生涯にわたって、総本山の整備や末寺の建立など、宗門に尽くし抜いた。自ら発願主となって大講堂も建立寄進した。
とともに、宗門を腐敗させたり、大聖人の御精神に違背する僧とは、戦い抜いていった。いずれも、外護の赤誠の発露である。
戸田は、悪を正さなければ、大石寺も、身延のように、謗法の魔の山となってしまうことを、憂慮していたのだ。
身延は、日蓮大聖人が晩年の八年を過ごされ、直筆の御本尊も、重要な遺文なども残っている。
しかし、大聖人の正法正義は踏みにじられ、謗法にまみれていった。
大聖人は、日興上人に、「地頭の不法ならん時は我も住むまじき」(編年体御書一七二九p)と御遺言されている。
つまり、「謗法の山には、わが魂は住まず!」との、御本仏の御宣言である。
日興上人は、その御指導にしたがって、身延を離山されたのだ。御本仏の魂なき謗法の山に詣でれば、悪縁に触れて信心を狂わせ、供養すれば、悪因を積むことになる。
大聖人は、「衆生の心けがるれば土もけがれ心清ければ土も清しとて浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔なし只我等が心の善悪によると見えたり」(御書三八四p)と仰せになっている。
そこに集い、守る人びとの信心が、その場所が浄土か穢土かを決していくのだ。
したがって、地涌の使命に生きる創価の同志が集う、広宣流布誓願の場こそ、最高の霊山浄土となるのである。

-正義
-, , , , , , ,

執筆者:

関連記事

no image

正義16 小説「新・人間革命」27巻

笠原慈行は、学会が彼の誤りを正したことを、暴行や傷害事件に仕立て上げて喧伝し、パンフレットまで配布したのだ。 宗門では、臨時宗会を開いて、笠原に謝罪させたことを取り上げ、信徒が、大法会の最中に「僧侶」 …

no image

正義5 小説「新・人間革命」27巻

日蓮大聖人は仰せである。 「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(御書一四六七p) ──大悪は、大善が来る前兆である。一閻浮提すなわち全世界がひどく …

no image

正義36 小説「新・人間革命」27巻

妙楽大師の言葉に、「礼楽前きに馳せて真道後に啓らく」(御書一八七p)とある。 「礼楽」とは、「礼儀」と「音楽」のことで、中国の伝統的な生活規範である。 「礼」は、行いを戒め、社会の秩序を生み出し、「楽 …

no image

正義65 小説「新・人間革命」27巻

二十四日の午後二時半、三重文化会館に到着した山本伸一は、居合わせた近隣の会員と記念撮影し、皆で一緒に勤行をした。 さらに、県の代表幹部との懇談会に臨み、意見に耳を傾け、質問に真心を尽くして答えた。また …

no image

正義20 小説「新・人間革命」27巻

創価学会は、一九五二年(昭和二十七年)八月二十七日に都知事の認証を受け、九月八日に登記を終えて宗教法人「創価学会」が発足した。 これによって、在家信者による未聞の宗教運動の大道が開かれたのである。 つ …