創価学会座談会参考資料

座談会の研究発表の参考にお使いください。

正義

正義64 小説「新・人間革命」27巻

投稿日:

支部婦人部長の多喜川睦は、さきほどまで山本伸一が訪れていた三沢宅にいた。
彼女も三沢宅での〝座談会〟に参加しており、終了後も、皆で伸一の指導を確認し合い、決意を語り合っていた。
そこに、一本の電話が入った。伸一に同行していた県の幹部からであった。
「多喜川さんの家に、山本先生がいらしています。すぐに戻ってください!」
多喜川は、驚きのあまり、受話器を持つ手が震えた。
彼女が自宅に到着したのは、義母と娘が、伸一と一緒に勤行している最中であった。
勤行が終わるや、多喜川は伸一に言った。
「今日は、わざわざおいでいただき、ありがとうございました」
「すばらしい家ですね。近代的で、時代の先端を行く流行作家の家のようですね。
今日は、突然ですが、一言、支部婦人部長さんに御礼を言おうと思っておじゃまし、新築記念の勤行をさせていただきました。
これから、すぐに三重文化会館へ向かうので、ゆっくりお話しすることはできませんが、いつも、お題目を送り続けます。
どうか、くれぐれもお体を大切にしてください」
多喜川の家をあとにした伸一は、車中、県の幹部に語った。
「幹部は、寸暇を惜しんで、皆の激励に回ることです。〝もう一軒、もう一軒〟と、力を振り絞るようにして、黙々と個人指導を重ねていくんです。
それが、幸せの花を咲かせ、組織を強化し、盤石な創価城を築くことになります。
ほかに何か、特別な方法があるのではないかと考えるのは間違いです。
作物をつくるには、鍬や鋤で丹念に土地を耕さなければならない。
同様に、何度も何度も、粘り強く、個人指導を重ねてこそ、人材の大地が耕されていくんです」
皆が広布の主役である。ゆえに、一人ひとりにスポットライトを当てるのだ。友の心を鼓舞する、励ましの対話を重ねていくのだ。

-正義
-, , , , , , , , , , ,

執筆者:

関連記事

no image

正義8 小説「新・人間革命」27巻

各寺院の発給する寺請証文は、婚姻や旅行、奉公、住居の移転なども必要であった。 いわば、寺院は、戸籍係の役割を担い、徳川幕府のもとで民衆の支配機構として絶大な権力を振るうようになっていった。 人びとは、 …

no image

正義19 小説「新・人間革命」27巻

創価学会は、宗教法人設立の準備に着手し、宗教法人法に基づき、一九五一年(昭和二十六年)十一月一日付「聖教新聞」に設立公告を掲載した。 十二月半ば、宗門は、戸田城聖に総本山の宗務院へ来るように伝えてきた …

no image

正義31 小説「新・人間革命」27巻

山本伸一は、固く心に決めていた。 「尊き仏子が、悪侶から不当な仕打ちを受け、苦しむような事態だけは、いっときも早く収拾させなければならない。 広宣流布にかかわる根本問題については、一歩たりとも引くわけ …

no image

正義38 小説「新・人間革命」27巻

四月十六日午後、山本伸一は、埼玉訪問を終えて東京に戻ると、すぐに聖教新聞社で執務を始めた。 すると、会館管理者のグループである「礎会」の関西・北陸婦人部のメンバーが、研修で学会本部に来ているとの報告が …

no image

正義55 小説「新・人間革命」27巻

波多光子は、七十六歳であった。 山本伸一は、彼女が入会にいたった経緯や、広宣流布の苦闘の幾山河について、次々と尋ねていった。 波多の体験を通して、集ってきた同志と共に、「本当の信心とは何か」を確認して …