正義

正義65 小説「新・人間革命」27巻

投稿日:2014年3月19日 更新日:

二十四日の午後二時半、三重文化会館に到着した山本伸一は、居合わせた近隣の会員と記念撮影し、皆で一緒に勤行をした。

さらに、県の代表幹部との懇談会に臨み、意見に耳を傾け、質問に真心を尽くして答えた。また、移動の車中で作った歌などを、参加者に贈った。

そして、三重支部結成十八周年の記念幹部会に出席したのである。彼は、この席でも、個人指導の重要性について訴えた。

「日蓮大聖人は、四条金吾や南条時光をはじめ、多くの弟子たちに御手紙を与えられた。その数は、御書に収録されているものだけでも、実に膨大であります。

それは、何を意味するのか。一言すれば、広宣流布に生きる一人ひとりの弟子に対して、”何があろうが、断じて一生成仏の大道を歩み抜いてほしい。そのために、最大の激励をせねばならない”という、御本仏の大慈大悲の発露といえます。

一人でいたのでは、信心の触発や同志の激励がないため、大成長を遂げることも、試練を乗り越えていくことも極めて難しい。

私どもが、個人指導を最重要視して、対話による励ましの運動を続けているゆえんも、そこにあるんです。

また、聖教新聞などの機関紙誌を読み、学ぶことも、信仰の啓発のためであり、信心の正道に生き抜いていくためです。

自分一人の信仰では、進歩も向上も乏しい。我見に陥り、空転の信心になりやすい。ゆえに広宣流布のための和合の組織が必要不可欠であることを、私は強く訴えておきたい」

伸一にとっては、一回一回の会合が、一人ひとりの同志との出会いが、生命触発の”戦場”であった。真剣勝負であった。広布破壊の悪侶らは次第に数を増し、牙を剥き、愛する同志を虎視眈々と狙っていたからである。

伸一は、翌二十五日には、舞台を関西に移し、ここでも同志の激励に全生命を注いだ。

魔の執拗な攻撃を打ち破るには、正義の師子吼を発し続けるしかない。

-正義
-, , , , , , , , ,

執筆者:

You are not authorized to see this part
Please, insert a valid App IDotherwise your plugin won't work.

comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

正義12 小説「新・人間革命」27巻

国家神道を精神の支柱にして、戦争を遂行しようとする軍部政府は、思想統制のため、天照大神の神札を祭るよう、総本山に強要してきた。 一九四三年(昭和十八年)六月末、宗門は、会長・牧口常三郎、理事長・戸田城 …

no image

正義56 小説「新・人間革命」27巻

入会した波多光子に、露崎アキは、勤行とともに弘教に励むことの大切さを力説した。 「日蓮大聖人の仏法は、自行化他にわたる信心や。自分も、周りも、共に幸せにならんと、本当の幸せはないやろ。 たとえば、周り …

no image

正義17 小説「新・人間革命」27巻

学会が、「神本仏迹論」を唱えた笠原慈行の誤りを正したことに対して、宗会は、会長の戸田城聖一人を処分の対象としていた。 戸田は、そこに、会長の自分と会員とを離間させようという意図を感じた。そして、今後も …

no image

正義9 小説「新・人間革命」27巻

牧口常三郎は、一九二八年(昭和三年)、日蓮仏法に深く感銘し、日蓮正宗信徒として信仰の歩みを踏み出す。 しかし、牧口は、既成仏教化した宗門の信心の在り方、つまり「寺信心」に甘んじようとしたのではない。 …

no image

正義58 小説「新・人間革命」27巻

いかに時代は変わろうが、信心ある人には、広宣流布の前進あるところには、必ず魔が競い、難が襲う。 波多光子は、周囲のいかなる仕打ちにも、迫害にも挫けまいとの決意を固めた。 入会した友を、その決意に立たせ …