5.3 激闘

「人生は闘争であり、また、いつまでも闘争であるべきである」激闘1 新・人間革命 27巻

投稿日:2014年3月21日 更新日:

 闘争のなかに前進がある。

 闘争のなかに成長がある。

 闘争のなかに希望がある。

 闘争のなかにがある。

 ヨーロッパ統合の父クーデンホーフ・カレルギーは、を記した。

 「人生は闘争であり、また、いつまでも闘争であるべきである」(注)

 さあ、闘争を続けよう!

 自分自身との闘争を!

 宿命との闘争を!

 大宇宙に遍満する魔性の生命との闘争を! 広宣流布の大闘争を!

 新しき人生の旅が、今、始まるのだ。

  

 の会長就任十八周年となった、一九七八年(昭和五十三年)、全国各地の会館で、「5・3」を祝賀する記念勤行会が、晴れやかに開催された。

 この日午前、伸一は、東京・での勤行会に出席した。

 「皆様のおかげで、会長就任十八周年を迎えることができ、御礼、感謝申し上げます。

 広宣流布の流れは、〝大河〟の時代から、〝大海〟へと向かっております。大海原の航海には、激しい風雨も、怒濤もあることを覚悟しなければなりません。

 しかし、競い起こる諸難は、経文に、御書に照らして、正義の信仰を貫いている証明です。大聖人は、『大難来りなば強盛の弥弥悦びをなすべし』(御書一四四八㌻)と仰せです。強き信心があれば、大難に遭おうとも、むしろ法への確信を強くし、歓喜をもたらしていきます。『衆生所遊楽』とは、難がないということではない。何があっても恐れることなく、日々、信心の歓喜を胸に、すべてを悠々と乗り越えていける境涯の確立です。

 私たちは、いよいよに、何ものをも恐れず、満々たる功徳を受けながら、楽しい人生を歩んでいこうではありませんか!」 簡潔なあいさつであったが、参加した同の心を強く打つ指導となった。

-5.3, 激闘
-, , , , , , , , , , ,

執筆者:

関連記事

no image

練馬文化会館の開館記念勤行会 激闘10小説「新・人間革命」27巻

 人と会い、誠意をもって対話していくなかで理解が生まれ、やがて、信頼と共感が芽生えていく。ゆえに、広宣流布のためには、粘り強い交流と語らいが大切になるのである。  しかし、一部のマスコミ関係者が、政治 …

no image

『苦難を避けるな。苦労しなさい。うんと悩みなさい』激闘6 小説「新・人間革命」27巻

 山本伸一が、「教育」を「教」と「育」に分け、特に「育てる」ことに力を注ごうと考えた背景には、彼の独自の教育観があった。  彼が知る限り、日本の教育は、知識、技術を教えることに力点が置かれていると言わ …

no image

未来に希望を感じられるかどうか─激闘11 小説「新・人間革命」27巻

製茶販売店から練馬文化会館に移動した山本伸一は、記念植樹や婦人部の合唱団との記念撮影に臨み、さらに、三、四十人の幹部との懇談会に出席した。 草創期に、共に戦った人たちの顔もあった。 「懐かしいね。お元 …

no image

「信心は、晩年が、総仕上げの時が大事」激闘24 小説「新・人間革命」27巻

林田清夫の、広宣流布への使命感、責任感は、人一倍強かった。しかし、自分が偉くなりたいなどという考えは全くなかった。ただ、どうやって皆に尽くし、皆の持ち味を生かしていくかに、心を砕いてきた。  それこそ …

no image

激闘25 小説「新・人間革命」27巻

 一九七八年(昭和五十三年)五月九日、練馬区の代表との懇談会で山本伸一は、参加者の報告に耳を傾けながら、今後の会館整備などについて語り合った。さらに彼は、この日、発足した女子部の「練馬女子生命哲学研究 …