“低体温”な人間だけど〈信仰体験〉2020年2月12日
- 連載〈20代のリアル ボクらのイマ。〉
- 感動もするし、夢だってある
<札幌市内の会館。山田優太さん(25)=総区学生部長=を中心に、学生部の会合が始まった>
こんばんは。
そしたら……一人ずつ、近況を言い合ってこっか……。
(参加者全員が近況を言い終わって)
……みんな、ありがとうございました。
そういえば今度、こんな会合があるんだけど行ける人、手を挙げてくれる?……
<なかなか、物静かな印象。会合を終えて、尋ねてみた>
自分はわりと“低体温”な人間っていうか、大きく声を張り上げたりとか、あまり感情表現が豊かな方じゃないんですよね。
何も感じてないワケじゃないんです。感動が大声に変わったり、熱くなったりはしないってだけで。
自分が初めて学生部に参加した時も、ハキハキと話してる参加者の勢いに、正直、ドン引き。やっていけない気しか、しませんでした(笑い)。
ただ、同じ時期に母から、「学会から離れなければ、あとは、大丈夫だから!」なんて言われたんですよ。
学会には明るい人が多いので、活動を続けていけば自然とそうなってくのかなとも思ってたんですけど、一度、周囲に合わせてテンション上げてみたら、ものすごい疲れました(笑い)。
<その後、“桜梅桃李”という言葉を知った>
べつにムリして明るく振る舞う必要なんてなかったことに気付きました。
感情が表にあまり出ないってだけで、池田先生の言葉とか、メンバーが頑張ってる姿を見たら感動もするし、夢だってある。
純粋な自分のテンションで、友人にも話すようにすると、共感して学会に入会してくれた人もいました。
<家庭訪問などの、会合以外でメンバーと過ごす時間を大事にしている>
声を張るのは苦手なんですけど、話すのは好き。
メンバーとご飯を食べながら、将来とか、バイトとか、部活とか、いろいろ語り合う中で、相手の長所が見えると、なんか“いいな”って思います。夢とか語り合ってると、白熱して声ちょっと大きくなるかも(笑い)。
学会活動して思うのは、そんな“マジメ”な話も日常的にできちゃう関わりが持てるってことですよね。理想の自分の姿を思い描いて、それを応援してくれる人脈ができること、努力次第で結果を出していけることを後輩には伝えてます。
自分、こんな感じでいいのかなって思うことも正直、あるんですけど、メンバーに一緒に唱題しようって呼び掛けると、なんやかんやで来てくれたり、折伏に挑戦してくれるようになったりしてますね。
<現在は、道内の公立中学校で美術を教えている>
一昨年から、今の学校に赴任しました。
授業の時も、やっぱり淡々としてる方だと思います(笑い)。やっぱり、正直な自分で向き合っていきたいなと。あと、生徒たちの作品をじっくり見たいので。
「どう、その人の長所を見つけ、引き立てるか。そこにこそ指導者の力量があり、芸術がある」という池田先生の言葉が好きです。
学生部でもそうですけど、生徒が出してくれた作品には、その子の色が伸びるようなアドバイスを心掛けてます。自分だけの“良さ”に気付ける授業づくりをしていきたいですね。