「 正義 」 一覧
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二十四日の午後二時半、三重文化会館に到着した山本伸一は、居合わせた近隣の会員と記念撮影し、皆で一緒に勤行をした。 さらに、県の代表幹部との懇談会に臨み、意見に耳を傾け、質問に真心を尽くして答えた。また …
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支部婦人部長の多喜川睦は、さきほどまで山本伸一が訪れていた三沢宅にいた。 彼女も三沢宅での〝座談会〟に参加しており、終了後も、皆で伸一の指導を確認し合い、決意を語り合っていた。 そこに、一本の電話が入 …
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山本伸一を囲んでの「座談会」は、一時間ほどに及んだ。 彼は、三沢光也・カツ子夫妻に見送られ、三沢宅をあとにした。 伸一は、この日の夜は、津市にある三重文化会館で、県の代表との懇談会に続いて、三重支部結 …
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露崎アキは、山本伸一からの伝言と見舞いの品に、跳び上がらんばかりに驚き、喜んだ。 「こんな病魔になんか、負けとれん! 一日も早う元気になって広宣流布のために、そこら中、歩き回らな! 山本先生にお応えせ …
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山本伸一は、露崎アキと聞いて、二年前に三重研修道場が中部第一総合研修所としてオープンした折の、彼女との出会いを思い起こした。 伸一が役員のメンバーなどを励ますために構内を回っていた時、凜とした声であい …
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波多光子は、自分としては、露崎アキと二人で一生懸命に葬儀を執り行ったつもりであった。 しかし、それでも歳月を経るごとに、「本当にあんなんで、よかったんやろうか。 故人の一家に惨めな思いをさせたのではな …
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三重研修道場周辺の地域に住む人たちの多くが、波多光子と露崎アキの弘教である。 三沢光也の父も、波多の勧めで入会したという。肝臓と胆嚢を病み、「もう長くはない」と周囲の人たちが噂し合っているなかで、信心 …
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いかに時代は変わろうが、信心ある人には、広宣流布の前進あるところには、必ず魔が競い、難が襲う。 波多光子は、周囲のいかなる仕打ちにも、迫害にも挫けまいとの決意を固めた。 入会した友を、その決意に立たせ …